食品バイヤーをしています。 主にドライ食品（飲料、レトルト商品、調味料）などの仕入れを担当しています。仕事内容は、メーカーの方との商談、特売商品や新商品の決定、店舗での売場指導などです。
バイヤーの仕事の特徴は、取引先との商談があるということでしょうか。商談においては、2シーズン先（商談時期が春なら秋物）のものを交渉していくのですが、1回ではなかなか決まらず何回も交渉してやっと契約成立ということも珍しくありません。2シーズン先のことと考えると時間があるようで実はあまりありません。
いかに自社とお客様にとって良い結果となるかを考えために頭をフル回転させています。そんな商談をする相手が30社ほどあるので大変ですが、発売前の新商品をいち早く知ることができたりするのがこの仕事の特権でもあり、楽しい面でもあります。

正社員として入社する前に、たまたま知り合いの紹介で、アルバイトとして2年ほど働かせて頂きました。その時に感じたのが、会社の雰囲気が良いということです。
例えば、商品の陳列の際、自分が考えた陳列でより多くのお客様がお買い上げいただいたりすると、店長などから褒められたりしてそれが働いていることの楽しさにつながりました。もちろんいつも褒められたりしたわけではありませんが（笑）。
そんな中でいつか正社員になりたいと思うようになっていったというところでしょうか。

仕事とは違うのですが、休日の希望が通りやすいと感じました。
売場責任者だったときはパートさんやアルバイトの方には、優先的に休みを取って貰うようにしていました。
なんとなくサービス業は「休んだらダメ」「希望の日には絶対休めない」みたいなイメージがありましたが、同じ職場のメンバーの希望を尊重しつつ自分の希望も入れていくということができているのが、当社の良さだと思っています。

アルバイトとして働いている時からなのですが、売場作りが好きで、自分が売りたいと思う商品が、目立つレイアウト・お客様が思わず手に取ってしまうように工夫をしながら陳列をしています。
以前、Aコープマーク品（自社ブランド商品）の「らっきょう」を、これまでは平面的な四角い陳列から扇型の円形陳列にしてみたところ、売上が前年の1.5倍になって、本社からも「信じられない！」といわれたことが自慢です。
これに限らず、常にその時々の旬の売場を作らなくてはならないのですが、昨年やったことのプラスαを企画し実行していかなければならないのは大変です。けれどもそれが売上達成に繋がったときにはことのほか達成感を感じます。

当社は、年齢・部署問わず、わきあいあいとした社風なので、興味をもったことはなんでもやってみることができます。
JAグループとして 安定しているところも強みだと思います。
今は食品バイヤーですが、売場で働いていた経験から小売業で働く人には「この商品を売りたい」という熱意があることが必要だと思っています。これから入社する人は何でもいいから「熱くなれる人」に来てほしいですね。